ミニマリスト、というと貧乏・つまらない・変な人などマイナスなイメージを持っている方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ミニマリストを目指す方には、そんなマイナスなイメージからミニマリストになるのはやめようと思う方もいらっしゃるのでは・・・。
今からミニマリストを目指したいと思っている方、
ミニマリストにマイナスイメージを持っている方に、
ミニマリストって豊かな暮らしができるし、ものを持たないだけじゃないんだよ、ということをお伝えできればと思います。
約5年間のミニマリスト生活から学んだこと・考えたことをぎゅっと凝縮したので、ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。
ミニマリストとは
一般的に、必要最低限の物で暮らす人たちのことを指します。
自分にとって本当に必要なものを持つことで、かえって豊かに暮らせるという考え方です。
アメリカ発祥の考え方ですが、禅の考え方にも似ています。古来の日本でもこのような考え方があったようです。
賛否両論あると思いますが、個人的には、ミニマリスト=物が少ない人ではないと思っています。
メディアでは、何もない殺風景な部屋を映して紹介されることが多いです。インパクトがあるので、そういった方が良く紹介されることが多いのかなぁと思っています。メディアの力は偉大で、ミニマリスト=物を持たない・貧乏・つまらないなど捉えられがちです。
ですが、あくまでも豊かに暮らすことにフォーカスし、その手段として必要最低限の物で暮らしているのではないでしょうか。
豊かさとは
豊かなミニマリストを考えるには、豊かさとは何かを考える必要があります。
私は、豊かさとは”自分の心がどれだけ満たされたか”だと考えています。
物・お金・時間・人・名声・権力(影響力)・自由・生きがいなど、いろいろなもので豊かさは構成されます。
その中で、自分がどこに満足感を感じるのか。その割合はどうなのか。
それを、自分に最適化する必要があると考えています。
美味しいものを食べるのが好きなのに、豪華な洋服を買っても豊かではないですし、人との関わりが大切なのに、お金しかもっていないのも豊かではありません。
つまり、豊かさとは主観的なものであると思います。
こう考えると、本当に豊かな人は他人の目線など気にせず、自分自身が満足できることを一番に考えているのではないでしょうか。
どれだけ自分の納得感があるかが、豊さの指標になりうると考えます。
物がなければミニマリストなのか
ミニマリストと言えば、とにかく何もない部屋や、ホテルのような部屋のイメージが十八番です。
そんな暮らしを見ていると、少しでも物があるとミニマリストじゃないななんて思ってしまう方も少なからずいるのではないでしょうか。
(事実、私もそんなに物が少なくないのでミニマリストなのだろうか・・・と自分で考えてしまうことがあります。)
ですが、上記のミニマリスト・豊かさについてを考えてみると、物を持っていても、自分が豊に暮らすための最適なサイズがその量であればミニマリストなんじゃないかと思っています。
ミニマリストの本質
私が考えるミニマリストの本質は、”自分に焦点を当てた”選択と集中です。
これができてこそ、ミニマリストではないかと思っています。
自分にとって大切なことは、
時間なのか、お金なのが、それとも家族なのか・・・。
もちろん複数あっても良いと思います。それぞれ相互に関係していることもあるでしょうし、階層構造なのかもしれません。
個人的には、どこが根幹となるのかは考えられるとベストな気はしています。
そして、自分が本当に大切だと思ったことに全集中できること。これがミニマリスト的な考え方の核ではないでしょうか。
例えば、家族との時間が何より大切だとしたら。
団らんの時間を増やすために、物を減らして管理コストを下げたり、家事の時間を減らすために時短家電を買ったり、不要な飲み会は断ってみたり・・・。
逆に、家族の団らんにソファーが必要なら持っててもいいし、家族で楽しくご飯を作りたいならキッチン用品を持っても良いですよね。
こんな風に優先度がつけられることが、ミニマリストにとっては大切です。
豊かなミニマリストになるには
あなたが豊かなミニマリストになりたければ、まずは自分の価値観をきちんと知ることが大切です。
そして、そのうえで初めて、どうしたらいいかの解決方法を考えてみましょう。
自分の価値観を知る
マインドマップを使ったり、ノートに自分の考えを書き出してみたりして自分が何を大切にしているのかを書いてみましょう。
大切なことがわからなければ、嫌なこと・やりたくないことを書いてみるのも良いかもしれません。そこから逆に価値観を出してみましょう。
また、価値観はどんどんアップデートされていくものでもあるので、時折見返して追記していくのもおすすめです。
私は新年の目標を立てるのに備えて、年末が近くなると自分の考えの整理を始めます。あったかい飲み物をお供に、秋の夜長に自分と向き合うのがおすすめです。
大切なことにエネルギーを注ぐ方法を考える
あなたの価値観がわかったら、そこにエネルギーを注ぐため何ができるかを考えましょう。
まずは、自分の理想と現実を書き出してみて、その間のギャップが何かを考えてみるのがおすすめです。こうすることであなたの持っている課題が浮き彫りになります。
そして、そのギャップを埋めるにはどうしたらいいのかアイディアを出してみましょう。この時に、1つのアイディアに対して、”それをやるにはどうしたらいいのか?”とさらに深堀していくのもいいと思います。
アイディアがわかなかったら、YouTubeやブログ、インスタなんかを見て他の人の意見を知るのも良いです。
すでに価値観がしっかりしていれば、情報に惑わされることなく、自分にとって必要な情報を収取できると思います。
やってみる
自分の価値観が分かって、どうしたらいいのかも分かったらあとは行動あるのみです。
自分にとって不要な物を捨て始めるのも、このタイミングがよいのではないでしょうか。きっと、何を捨てたらいいのかが分かっていると思います。
というよりも、きっとここまで来ないと何を捨てたらいいのかわからない気もします・・・。(もちろんゴミみたいな完全な不用品は捨てられますが。)
一気に変えるのは難しいですが、ひとつずつやることを増やして自分の満足感を高めていきましょう!
いかがだったでしょうか?
私が今までミニマリスト的な生活をしてきた中で考えてきたことをまとめてみました。個人的にはミニマリストに興味があるなら目指さないなんてもったいない!って思っています笑
もちろん、いろんな考え方がありますので、考えかたの1つとして捉えていただけたらなと思っています。
この記事が何かのお役に立てれば幸いです。