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情報リテラシーを高めよう

早速ですが、あなたは情報をうまく活用できてる自信がありますか?

情報リテラシーの必要性が叫ばれている今、情報リテラシーを高めるにはどうしたらいいんだろう・・・。とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そういう私も、情報リテラシーを高めるにはどうしたらいいのかなぁと毎日試行錯誤し悩んでいます。

学生の時には、情報に踊らされていた自信があります。
社会人になり、SEという職種柄、運よく情報についていろいろと学ぶ機会に恵まれました。
そのおかげで、過去の自分よりは情報リテラシーが高くなったのではと自負しています。

この記事では、私が考える情報リテラシーの高め方をご紹介します。
過去の自分に教えたい事柄を詰め込みました。

情報リテラシーを高めたいけど何をしたらいいのかわからない、という人のお役に立てればと思います。また、情報リテラシーを高めている最中の方にも、他の人のサンプルとしてみて読んでいただければと思います。

情報リテラシーとは?

情報リテラシーとは、簡単に言うと情報を活用できる能力のことです。
一般的にはメディアリテラシーや、コンピューターリテラシーと同義にお使われることも多いようですが、この記事ではIT関連だけではなく、広い意味での”情報”をターゲットにしています。

情報リテラシーを高めるにはどうすればいいの?

まず初めに大前提として、簡単に情報リテラシーを高める方法はありません。

え!?簡単にやりたいのに・・・。
○○するだけで情報リテラシーを高める方法はないの?

こう思った方は、厳しいですが、今後も情報にコントロールされてしまう危険性があります。
まずは、この考え方自体を改めることが情報リテラシー向上の第一歩です。

そもそも、何かの能力を高めようとしたときにはそれ相応の積み重ねが必要です。もちろん、上達速度には個人差がありますが・・・。
偏差値30だったのに、寝て起きたら東大合格したなんて話はないですよね?それなりに勉強して、だんだんと能力を高めていくはずです。
情報リテラシーも同様に、日々の積み重ねが重要であると思っています。

逆に言えば、どんな人でも積み重ねていくことで情報リテラシーを高められます。
私自身、決して頭が良いわけでも、何か能力があるわけでもありません。
普通の学校を出て、普通の会社員をしています。
それでもそれなり情報リテラシーを持つことができたので、ぜひ希望をお持ちいただきたいです笑

毎日、後述するポイントを意識して実行していくだけで、1か月後・1年後のあなたの情報リテラシーは高まっていくはずです。
毎日意識し、愚直に実施する。
私は、これが情報リテラシーを高める方法だと考えています。

情報リテラシーを高める方法5選

1.情報は複数個所から集める

”分散投資”これは、株式などをちょっとでも勉強している方なら聞いたことのある言葉ではないでしょうか?
分散投資とは、簡単に言うと複数の場所に分けて投資を行うことでリスクを下げましょうという投資手法です。

情報も、複数個所から得る(分散する)ことで間違った情報。・偏った情報を仕入れてしまうリスクを減らすことができます。
例えば、人の噂をイメージしてみてください。

AさんとBさんが喧嘩をしました。
Aさんから話を聞けばAさんが正しいことを主張するでしょうし、Bさんから話を聞けばBさんが正しいことを主張しますね。さらには、Cさんから話を聞けば、実はDさんが原因だった、なんてこともあるかもしれません。
こんな風に、情報というのはある程度、発信者の都合に左右されてしまいます。(なんとなく実感はあるのではないでしょうか)

たくさん情報を集めることで全体像が見えるようになってきます。
そのため、複数の情報源から情報を集めることが重要なのです。

2.自分自身の情報を疑う

感覚値ですが、入ってくる情報は疑うけど自分の持っている情報は疑わないという人は多いと思います。(私も苦手です。)

人は自分の理解できないものは拒絶しがちです。
ですが、自分が理解できないもの・違う考えにこそ新しい視点のヒントがあったりするものです。

例えば、Excelでスケジュール管理をしていて、Excelって便利だと思っているとします。でも、他にもスケジュール管理をするアプリもありますよね?スマホでも確認するならアプリも便利です。登録したスケジュールが近くなるとポップアップで教えてくれます。
仮に、”アプリは使ったことがなくて分からないし、やっぱりExcel便利だよ”と思っていたらずーっと便利なアプリを知らないままですよね?
これってすごくもったいなくないですか?
アプリも使ってみて、やっぱりExcelがいいや・・・と思えば戻す手もあります。こんな風に自分の情報に固執すると、機会の損失にもつながります。

自分の情報を疑うことができないと、情報に固執し、その情報とは違った情報を排除しがちです。
もちろん、何でもかんでも新しいものを取り入れたらよいというわけではありませんが、ここぞというときに自分の情報を捨て、常識をアップデートできる人はやっぱり強いと感じています。

いざというときに”自分の情報は間違ってたかも”と認められるように、
時々、自分の情報は正しいんだっけ?を疑う時間もつくってみてください。

3.本を読む

個人的に読書は好きです。
目的なく、”これ読んでみようかな~”と思うくらいなので、世間的に言えばまあまあ読書が好きな部類ではないかと思います。

私と同じアラサー世代の方は、情報収集と言えばインターネットじゃない?
と思う方もいるのではないでしょうか。

ですが、個人的に良質な情報を集めるためには、やはり本は有効な手段だと考えます。
その道のプロの人が作り、さらに出版社の目を通って世に出てくるので、出版は大変な作業です。そのため、かなり情報が凝縮されており、初めてその分野について学ぶ際にはとても有効です。
個人的には、体系的に物事を理解するためには書籍から情報を得るようにしています。大体、数冊本を読めば、その分野についてはある程度全体像が見えてきます。

全体像が分かったうえで、ネットなどで鮮度の高い情報を得ることでより早い理解・深い理解ができ、自分の考えをまとめやすいと感じます。
(余談ですが、最近本などで気になったことをgoogleアラート等でウォッチしています。鮮度の高い情報が得られるのでなかなか便利です。)

4.なぜ?を問う

情報リテラシーを高めるには、自分の頭で考えることが何よりも重要です。
自分の頭で考えるために必要なのが、これではないでしょうか。

ついつい、情報の内容をみて、”そうなんだ~”なんて納得することありませんか?私は意識していないとつい思ってしまいます。

だけど、
考えずに納得すること=思考停止
なんだと強く感じています。

有名人が紹介していたから、良いに違いない。
大手企業だから良い会社に違いない。
みんながそう言っているから間違いない。

これらのことは、なぜ?を心に留めていないと流されがちです。
なぜ、その人は良いと言っているのか。
その会社はなぜ良いといわれているのか、それは事実なのか
みんなとは誰なのか、間違いない根拠は何なのか。

もちろん、流されるのが悪いわけではありませんが、
自分の納得する人生を歩んでいきたければ、きちんと自分で考え自分で責任を持つ必要があります。
そう考える人にとっては、”なぜ?”を考えることで情報を多面的に見ることができ、より深い理解ができます。そして、結果的に情報に騙されたり振り回されることが減っていくと思います。

5.情報の発行元の信用性を確認する

信用がないからすべてダメ、ということを言いたいのではありません。
その情報がどんなスタンスで発信されているかを確認することで、その情報のポジションを確認することが大切なんです。

そのための手段として、その情報発信者について確認する必要があります。
マスメディアなのか、個人発信なのか?
マスメディアなら、どんなメディアなのか?右派なのか左派なのか?
個人発信なら、有名人なのか、一般人なのか?どんなジャンルに強い人なのか?
一般人は、今までの言動から信頼ができそうな人なのか・・・?

こんな風に、いろんな観点から独自の信用性を確認してみるのがおすすめです。これをすれば、盲目的にならずに情報を確認することができます。
特に、自分の頭で判断するということはとても重要であると思っています。

だた、この難点は結構調べるのに時間がかかるんです・・・。
私もふと入ってきた情報に対しては、これらが確認できないことも多々あります。そういった場合には、もしかしたらこの情報は嘘かも・・・、と頭の片隅に入れながら情報を見るのがおすすめです。


さてどうだったでしょうか?何か参考になることがあれば幸いです。
私自身、まだまだ情報リテラシーを高めなければと思っているので、時折この記事を見ながら能力UPを目指したいと考えています。
良かったら、今日から一緒に情報リテラシーを高めましょう!